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厳しい寒さが生みだした、シェットランドヤーン

こんにちは。広島のニットカフェ・講師の高橋亜子です。


フェアアイルセーターを作る時の糸は、シェットランドヤーンですよね。

この糸は、シェットランドに生息する「シェットランドシープ」から取った毛を使って作られています。

シェットランド諸島は、草木もあまり育たないような、寒くて厳しい自然条件です。

その中で生き抜くために、こうした自然条件に適応できる種になることが大切でした。

もちろん、シェットランド諸島にも牧草地はたくさんあります。

しかし冬になれば、こうした草も少なくなります。

羊たちは生き延びるために、海に入って海藻を食べることもあるそうです。

これも、厳しい環境で生きていくための、適応能力の一つですよね。

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about_sheep.jpg

シェットランドシープは、毛質がとても細く、1頭からは、たったの1kgしか毛が取れないそうです。

婦人物のフェアアイルセーターを作る場合、だいたい1着500gくらいですから、セーター2着分が1頭という計算になります。

毛質がとても細く、弾力性、保温性があるから、フェアアイルセーターは、軽いのに温かいのでしょう。

毛が柔らかいのは、もしかしたら羊たちが海藻を食べているからかもしれませんね。

写真のように、シェットランドシープには、いろいろな毛の種類があります。

実際に、この自然の色をそのまま生かした色番号もあります。

こういったナチュラルカラーだけで編んだセーターは、とても素敵ですよ。

羊の博物誌羊の博物誌
(2000/05)
百瀬 正香

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世界のいろいろな種類の羊について詳しく書いてある本があります。

こちらの本、私もだいぶ前に購入したのですが、改めてシェットランドシープのページを見てみたら、とても興味深い話が書いてありました。

厳しい自然の中で生活しているシェットランドシープを、温暖で草もたくさん生えているところに連れて行ったそうです。

すると、毛が太くなり、手触りも粗くなったそうです。

つまりシェットランドシープの、あの細くて柔らかい手触りは、北の海の寒さに耐えることで生まれるものだったのですね。


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