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We Love Shetland Yarn~シェットランドヤーンの魅力③~

20231210ブログ

はさみ罫線

HAPPY NEW YEAR 2024🎉

2024年が始まって、早いものでもう10日!

今年最初のブログ更新です💖

今年の皆さんの抱負は何ですか?

新しい1年も、皆さんに楽しい編み物時間がたくさん訪れることをお祈りしています♪

それに一役買えるように、Blue&Brown株式会社のスタッフ一同、精進して参ります。

本年もどうぞよろしくお願い致します🥰

さて、本題に入りましょう!

本日は、前回の予告通り、シャットランドヤーンブランドのJamieson's of Shetlandについてご紹介したいと思います。

最後には、実際に日々シャットランドヤーンに触れている高橋や、私達スタッフの糸の感想やリアルな声を紹介しています。

使っている者だからこそわかる豆知識や小話などもありますよ。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです❇

Jamieson's of Shetland〜ジェイミソンズのファミリーヒストリー〜

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Jamieson's (ジェイミソンズ)は、シェットランドヤーンブランドで世界的にも一番有名な糸のブランドです。

前回の記事でご紹介した、Jamieson and Smithよりも歴史があり、取り扱う糸の種類と色のレパートリーも多いです。

名前が似ていてややこしいので、弊社では「Jamieson's 」を「ジェイミソンズ」、「Jamieson and Smith」を「スミス」と呼んでいます。

家族経営のファミリー会社で、本島の西の端、「サンドネス」という場所に工場を構えています。

現在は、創設者であるロバートさんから数えて5代目になります。

世界各地へ本場のシャットランドヤーンを輸出する糸のブランドになる歴史は、1890年代に遡ります。

創業者のロバートさんが、シェットランド島のはるか西にお店をかまえ、そこで地元の農民たちにニットウエアを販売したり、交換する商売をしていました。

地元の人たちの需要に応え、当時おもに販売されていたのは、靴下などのレッグウェアでした。

名称未設定のデザイン

息子のアンドリューさんの代になり、スコットランドへ農民から仕入れた原毛の輸出を始めます。

これが、ジェイミソンズにおける、最初の糸の仲介ビジネスでした。

しかし当時、機械で紡がれたシャットランドヤーンは弱いものと認識されており、より粗く強い種の羊毛とブレンドして製造されていました。

そのため、わずか60%しか純粋なシェットランドヤーンがブレンドされていませんでした。

この事実は、ジェイミソンズ一家の「シェットランドで育ち紡がれた、100%ピュアなシェットランドヤーンを作る」という願いを、満たしているものでは決してありませんでした。

名称未設定のデザイン

その後、アンドリューさんの息子の代の1952年に、島の首都であるラーウィックで小売販売をスタート。

これが、現在に繋がるジェイミソンズニットウェアブランドの先駆けとなります。

当時のオリジナルのジェイミソンズのセーターは、内職により手編みで作られました。

今は、機械編みで編まれた製品が多く、ベストやセーターのゴム編みも、1色で編まれていたり、

更に跡を継いだ息子たちにより、先ほどの一家の長年の夢が達成されます。

1978年、100%のシェットランドヤーン毛糸の製造を実現させ、1981年には「Jamieson’s Spinning」を設立、シェットランドヤーンに特化したウール工場が完成しました。

そして現在もここから世界へ、そして私達の元へ、ジェイミソンズの糸が届けられています。

家族の思いを途切れさせることなく受け継ぎ、子孫たちがそれぞれに、自分たちの代でできることを実現していることがすごいことだと感じます。

ブランドのHPはこちら→https://www.jamiesonsofshetland.co.uk/

糸についての豆知識

ジェイミソンズには、いくつか糸のレパートリーがあります。

フェアアイルで使う糸は、「Jamieson's of Shetland Spindrift」という中細の糸です。

カラー展開は220色以上で、いつも作品を編む時に本当に色選びに迷ってしまいます😁

「Jamieson's of Shetland Double Knitting」という名前の糸もありますが、こちらはSpindriftよりも太めの糸で、アランセーターなどを編む時に主に使われます。

色の展開はSpindriftと同じで多彩です。

時々、使用する番号の糸で、やけに細い糸ばかりの毛糸玉があります。

私が好きな薄いパープルの糸があるのですが、その番号の糸は大抵いつも細く、編んでいても切れてしまいそうなところがあります。

高橋によると、細くなる原因として、何度も染色を重ねているからだそうです。

例えば、下の写真は768番のEggshellという名前の糸です。

この薄い色に糸を染めるには、3回ほど染色の薬剤につける必要があり、その度に糸は細くなってしまうので仕方ないことのようです。

768-eggshell-spindrift-spindrift-double-knitting-double-knitting-466-p.jpg

また、Jamieson and Smithの糸のタグに、日本語が書かれているのをお気づきでしょうか?

こんな感じです↓
IMG_7324.jpg

これは、Jamieson and Smithの糸を購入してくれる日本人が本当に多いため、ブランドの日本人への感謝の気持ちの現れなんですって❤

実際にシェットランドヤーンを使ってみて・・・

編んでいる高橋やスタッフに、糸についての感想を聞いてみました🎤

スタッフTは、初めてシャットランドヤーンを手にした時、日本のメーカの他の大多数の糸に比べるとゴワゴワ、ザラザラしていて、少し驚いたのとともに、肌触りはどうなんだろう?と疑問に感じたそうです。

でも編むうちに、軽くて柔らかく、水通しした後のふわふわ感などのこの糸の良さをどんどん実感し、今ではこの糸が大好きと言っています。

また、スタッフOは、日本のメーカーの英国産ウールを使った糸で、フェアアイルウエアを編んだ経験があり、仕上がった感じがやっぱり違う、との意見でした。

日本のメーカーの糸は、シェットランドヤーンに比べるとツルツル滑らかな質感で、水通しをする必要もないかもしれません、と言っていました。

彼女によると、糸の名前を調べるのも興味深く、フルーツや植物、花などの名前だけでなく、「ブルーダニューブ」という食器メーカーの名前がついている糸もあるのだとか・・・

名前から連想してどんな色なのか想像するのも楽しいですよね😊

ちなみにこの写真のアームウォーマーは、Puppy(パピー)さんの「ブリティッシュファイン」と、ジェイミソンズの糸でそれぞれで高橋が編んだものです。

左:黒色「ブリティッシュファイン」右:ベージュ「ジェイミソンズ」

IMG_7328.jpgIMG_7329.jpg

写真で見た感じはあまりわかりませんが、軽さや糸の厚み、また表面の触った感じが違います。

それぞれの糸の良さがあり、作品によって使い分けるのもいいですね♪

はさみ罫線
いかがでしたか?

最後まで読んでいただきありがとうございます❤

シェットランドヤーンの魅力としてお届けしたシリーズも、今回で最終回となります。

今年も毎月10日と20日に、フェアアイル編み物に関する情報をお届けしていきます🧶
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