アームウォーマーの編み方・8(最後の糸始末)

こんにちは。広島のニットカフェ・講師の高橋亜子です。


いよいよ今日で、アームウォーマーの作り方シリーズも終わりです。


水通しが終わったら、最後に糸始末をします。


編んでいる最中に、とりあえず2本1組で、「動く玉結び」で結んでありますよね。


一度軽く結んであるので、もう一度その糸同士を1回結び、結び目から1cmくらいのところで、ハサミで切って、終わりです。


「え?糸に針をつけて、編み地に沿わせなくていいの?」と質問されることがあります。


でも私の場合、次の二つの理由から、それはしていません。


その一つは、「全部編み地に這わせていたら、大変だから」。


フェアアイルは糸を変える場面が、ものすごくたくさんありますよね。


これをすべて、このような処理をしていたら、その始末だけで、大変な時間がかかってしまいます。


結び目から1cmくらいのところで切ったとしても、すでに水通しをしてあって、結び目もある程度フェルト化されているので、ほどけてくることはめったにありません。


それともう1つの理由は・・・


糸を変える場所は、たいてい段の変わり目に集中しますよね。


そうすると、その部分に全部編み地に這わせていたら、その部分だけ、編み地が厚くなってしまいそうですよね。


ということで、私の場合は、少しでも楽に、楽しく編むために、糸始末も、簡単に済ませるようにします。


糸始末が終わったら、ようやく完成です。


フェアアイルが初めての方は、最初のうちは、ゲージが安定しなかったり、左右の大きさが違ってがっかりしたり・・・なんてこともあるかもしれません。


でも何事も、回数を重ねて、自分なりのコツをつかむことが大切です。


私も始めたころは、試行錯誤の連続でしたよ。


今でも新作を編む時に、新しい発見はありますし。


編みあがったアームウォーマーは、指先はないのに、手首にしているだけで、本当にあたたかいし、オシャレです。


いろんなところに、たくさん連れて行ってあげてくださいね合格


アームウォーマーの編み方・7(水通し)

こんにちは。広島のニットカフェ・講師の高橋亜子です。


今日はいよいよ、最後の仕上げについて書きますね。


編み地が編めたら、まず水通しをします。


この水通しと言う工程は、フェアアイルならではですよね。


編みあがって、何もしていない状態の編み地は、こんな感じです。


(これは、アームウォーマー1とは違う柄ですが)



編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング


まだ何の処理もしていない編み地です。


編み地全体がボコボコしていて、模様もはっきりとは分かりづらいですよね・・・汗


そして、触ってみるとゴワゴワしていて、ちょっと固い感じです。


生徒さんにも、「ほんとにこれで、着てもチクチクしないんでしょうか?」と聞かれるくらいです。


フェアアイルの場合、編みあがった作品を、一度全て、ぬるま湯につけます。


セーターなどの大きな作品の時は、私の場合は、キッチンで使っている桶(?っていうんだっけ?)を使います。


今回のように小物の場合は、洗面器などでもOKですよ。


ここにぬるま湯をためて、一気にドボンと作品をお湯につけます。


すると最初は、下の画像のように、編み地が水をはじいて、水の玉がコロコロと表面を転がる感じになります。



編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング


この状態では、まだ編み地の中に水が浸透していないのですが、しばらく編み地をもんでいると、ある瞬間に、「スーッ」っと水が入っていくのが分かります。


水が入っていったようなら、水の中で編み地同士を優しくこすり合わせます。


するとだんだん、表面がけば立ってきて、編み地が滑らかになってくるのが分かりますコスモス


水通しする前の編み地は、編み地全体が「キュキュ」っとちぢこまっていて、縦や横に伸ばそうとしても、あんまり伸びないのですが、水通しをすると、びっくりするくらいに伸びるようになります。


そして、裏の渡り糸も均一になり、編み地の表面のけば立ちが、良い感じにフェルト化されて、ようやくフェアアイル独特の風合いが出てくるのです晴れ

編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング


こんな感じ。


表面のデコボコがなくなり、けば立ってフェルト化されているのが分かりますか?

そして、模様も以前よりははっきりと出るようになっています左下矢印

編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング


水通しをするときは、やり残した部分がないように、まんべんなく、すみずみまでやるようにします。


ゴム編みの部分も忘れずにグッド!

編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング

だいたいできたかなぁと思ったら、小物だったら手で絞り、セーターなどは、洗濯機の脱水機能で、20秒ほど脱水します。


そして、平らな所にバスタオルなどをしいて、きれいに形を整えながら、作品を置きます。


絞った跡が残らないように、手のひらで軽くポンポン編み地をたたくようにして、表面を平らにしながらやるといいでしょう。


この状態で、完全に乾くまで放置します。


裏側も乾燥したら、最後の糸始末に入ります。



アームウォーマーの編み方・6(仕上げ)

こんにちは。広島のニットカフェ・講師の高橋亜子です。


フェアアイルのアームウォーマー、そろそろ完成に近づいてきました。


模様編みがすべて編めたら、最後の段は、かぎ針で伏せ止めをします。


そしてさし色(この場合は紺色)の糸で、こま編みを1段します。


こま編みは、きつすぎると腕が入らなくなるし、ゆるすぎると形がゆがんでしまいます。


なので、こま編みを数目編んだら、チェックしながら、ゆっくりと編んでいきます。


反対側は、別糸をほどいて、そのままさし色でこま編みを1段します。


次回は、水通しについてお話しますね。


(あ、裏の糸始末は、水通しの後でしますので、そのままにしておきますよ)


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編み物職人akoのフェアアイル・ニッティング
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